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2021.07.02

西野亮廣の考え方

生理現象を原資にする

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7月2日
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おはようございます。
今朝、Twitterの『化学(カテゴリー)』のトレンドに「キンコン梶原」が入っていたのを見つけたキングコング西野です。
さて。
今日は(先日、少しだけ触れた)『生理現象を原資にする』というお話をしたいと思います。
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▼ 仕組みから作る
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僕の基本的な考え方は、「○○をしたら成功確度が上がるから、○○をしよう」ではなくて、「❌❌をしたら確実に成功しないから、❌❌には絶対に手を出さない」だったりします。
少し回りくどいですが、これは「100%」の話なので、やることが明確になるんです。
たとえば、海を渡る方法は『飛行機』や『船』や『泳ぐ』などいくつかありますが、『自転車』を選んだ時点で確実に(100%)海は渡れないので、海を渡りたいのであれば「とりあえず『自転車』だけは選ばない」という感じです。
1週間のスケジュールをレギュラー番組で埋めてしまうと、世界は確実に獲れないので、僕はレギュラー番組でスケジュールを埋めることだけはしません。
「レギュラー番組でスケジュールを埋めなかったら、世界を獲れる」という話じゃないですよ。
「レギュラー番組でスケジュールを埋めなかったら、世界が獲れる可能性が少しだけ残る」という話です。
可能性を0%にしてしもたら、どうにもならんのですわ。
芸能界に入って最初の5年で学んだことは「トップになれない方法」で、答えは『仕組みから作らない』でした。
多くの場合、『期待』というものは「すでに存在する競技に対して発生しているもの」なので、スタッフさんや、お客さんの期待に正直に応えてしまうと、その競技の中で1位は獲れますが、どっこい、"その競技自体"が世界的に見ると『田舎の祭りのカラオケ大会』なので、トップにはなれません。
もちろん、「頑張って結果を出せば、ステージが上がっていく」ということはあるんです。
途中までは。
『田舎の祭りのカラオケ大会』で優勝して、県大会で優勝して、全国大会で優勝して…といった感じで、結果を出せばステージは上がっていくのですが、全国大会優勝後に「そもそも日本語の歌を歌っている時点で世界には出れない」というモーレツな壁がやってきます。
その壁にブチ当たるまでに、15~20年ほど費やしてしまっていて…「こんなことなら一年目から留学をしておけば」となります。
多くの挑戦者は…
・「ステージを上げる途中で寿命を迎える」
・「ステージを上げたけど、次のステージが用意されておらず、そのまま打ち手が見つからずにグズグズする」
のどちらかの道を辿ります。
メチャクチャ残酷ですが、これが「期待に応え続けた人間」の末路。これが現実です。
25歳の時に、その未来が見えたのですが、ギリギリ間に合いそうだったので、急ハンドルを切り、既存の競技で結果を出し続ける運動を辞めました。
それから、「仕組みから再構築しないと、どうにもならない」と結論し、何年かかけて…
【スタイル】=レストラン型エンタメ→BBQ型エンタメ」
【発信手段】=お笑い(日本語・国内向け)→絵(非言語・海外向け)
【収益源】=広告費→ダイレクト課金
にしてみました。
先人が一人もいなかったので、当時はかなり風当たりがキツかったですが、一方で「席が埋まっている」「いつまでも大御所がどかない」という弊害はありませんでした。
新入社員やインターン生には「作品のクオリティーでブッちぎること」は勿論のこと、「お金の生み出し方」や「お金の使い方」について常に実験するように伝えています。
要するにそれは、「今ある仕組みを疑い続けろ」ということで、「仕組みの奴隷になった瞬間にパフォーマンスの上限が決まってしまうぞ」という脅迫です(笑)
そんなこんなで、絵本で世界を獲る仕組みの話です。
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▼ 生理現象を原資にする
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DMMさんが『エロ』を原資にしたように、「生まれ続けるエネルギーを味方にした方が強いよなぁ」という思いはずっとあって、『ゴミ』『髪&爪』『トイレ』は、ずっと狙っていました。
絵本を「読み物」として届けるのではなく、「ギフト」として届ける。そのギフトの購入代金を、『ゴミ』『髪&爪』『トイレ』の売り上げから引っ張ってくることができれば、半永久的に絵本を届け続けることができます。
地球には子供が生まれ続けるので、「子供に贈る定番ギフト」と「定番ギフトを購入し続けられる仕組み」を押さえてしまえば、たぶん世界は獲れると思います。
最初に狙ったのは『ゴミ処理場』です。
人間が生きているかぎり、ゴミは出続けるので。
そのテスト版として、新入社員のセトちゃんに「○○にゴミ処理場を作ってきて」という仕事を丸投げしました。
実は少し前からその話を進めていて、コロナが落ち着いたら再開すると思います。
次に狙ったのは『トイレ』です。
人間が生きているかぎり、ウンコは出続けるので。
そんなこんなで「トイレットペーパーの開発をしたいなぁ」と思っていた矢先、トイレットペーパーの開発&販売をされている『コアレックス』さんから、「えんとつ町のプペルのトイレットペーパーを一緒に作れないでしょうか?」という話をいただきました。
 コアレックスさんは日本の家庭用再生紙において全国シェア4割以上(ほぼ半分)の業界最大手です。
この話をいただいた時にニヤニヤしちゃった一番の理由は、コアレックスさんが『再生紙(元はゴミ)』を扱われている会社であったこと。
『えんとつ町のプペル』は「ゴミに命を吹き込む物語」なので、ストーリーがピッタリです。
さっそく話を詰めて、トイレットペーパーのパッケージ(袋)と、ぺーバーに載るプリントのデザインを担当させていただくことになりました。
んでもって、「デザイナーをサロンメンバーさんから選出させてもらってもいいですか?」と訊いたところ、「モチロンです!」というお返事を頂戴しました。
すでに「条件」は、まとまっていて『えんとつ町のプペルのトイレットペーパー』の売り上げの3%が絵本『えんとつ町のプペル』の寄贈にまわされます。
皆さんがウンコをすればするほど、プペルが子供達に届くというプペルウンコシステムです。
これに関しては勝ち筋はまぁまぁ見えていて、安価なものにするのではなく、いつも自分が買っているトイレットペーパーよりも少しだけ高いものを作って、『ギフト品』するといいと思います。
飲食店経営者からすると、超絶助かる「差し入れ」は圧倒的消耗品である『トイレットペーパー』で、安価なものにしてしまうと、ギフトとして機能しない(買った側にポイントが入らない)ので、そのまま裸で持ち歩いても見映えのする高価なパッケージにしておくことが重要だと思います。
サロンメンバーさんの店に行くときの差し入れの定番が『プペルのトイレットペーパー』になれば、サロンメンバーさんは年間の経費から『トイレットペーパー代』を削ることができます。
あと、被災地支援の際も『トイレットペーパー』は絶対に必要です。
人を助けながら、子供達に絵本が届けられる仕組みを作ろうと思っているので、また、相談させてください😊
今日は『生理現象を原資にする』というテーマでお話しさせていただきました。
現場からは以上でーす。
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

 

「えんとつ町のプペル」のVR を作りたい!

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んでもって、ビジネス書に掲載するレベルのコラムを毎朝投稿しています。

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