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1年前の無料掲載記事

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2020.11.17

えんとつ町のプペル 西野亮廣の考え方

戦略的なストップや後退は『前進』である

相手目線の面接

西野亮廣エンタメ研究所 無料公開記事   こんにちは!「アル」というサービスをやっているけんすうです。「アル」で検索してみてください。 相手目線の面接というので、西野さん先日の投稿を見て思ったのですが ...

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西野亮廣エンタメ研究所 無料公開記事  

11月17日
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おはようございます。
絵本の制作費(約2000万円)を会社の経費ではなく、個人で出し続けた挙げ句、会社の代表を友達に譲り、よくよく考えてみたら絵本の印税は1000万円ぐらいだから、絵本を出せば出すほど
僕の個人の口座からお金が1000万円ずつ無くなることが分かり、このままだと新作絵本が作れなくなってしまうので、「たのむから給料(役員報酬)を上げてくれよ~」と社長に懇願しているキングコング西野こと完全にドMです。
間違いなく地球上で一番ブラック労働をしています。

さて。

昨日、サロン内で『プペルバス』のお話をさせてもらったところ、大変な反響があり、その直後、クラウドファンディングの支援が一気に集まり、一気に目標金額に到達しました。
本当にありがとうございます。

今日は、この『プペルバス』の運営について、もう少し踏み込んだお話をしたいと思うのですが、昨日もお伝えしたとおり、大前提として、活動を続けていく為には「活動費」が必要です。

被災地が復興する前に、被災地のボランティアが姿を消していくのは、つまるところ「ボランティア(無償)」でやっているからです。
ボランティアスタッフの活動費や生活費が底をついた瞬間に、ボランティアスタッフは助けなければならない人を残して(断腸の思いで)被災地を離れます。

これは、「人助けをするときは稼いじゃダメだろ!」という精神的ブロックがかかっているのが原因ですが、基本的に僕は“長期の支援活動に関しては”批判を恐れずに『ビジネス』にして、キチンと稼ぐべきだという考えです。
稼ぎ続けないと人助けを続けることができないからです。

なので、プペルバスのオーナーの山口さんには、「僕は一人でも多くの人を助けるプロジェクトの応援をしたいので、良いことをして稼ぐことを恐れないでください」とお伝えしました。

そんなこんなで、プペルバスの運営の話です。

きっと、プペルバスの年間売り上げ(数字)をサロンメンバーの皆様に共有した方が、状況が想像できて、「それなら、こうした方がいいんじゃないの?」と前のめりで参加できると思うので、『プペルバス』の年間の売り上げを考えてみます。

プペルバス(走る絵本展)を1日レンタル(もしくは、2日プレゼント)するのにかかる値段を【15万円】にした場合、前後に「移動日」がありますから、売り上げは3日で15万円。
年間売り上げは約1800万円です。

2日連続でレンタル(もしくは、2日連続でプレゼント)するのにかかる値段【25万円】にした場合、前後に「移動日」がありますから、売り上げは4日で25万円。
年間売り上げは約2280万円です。

連続で借りていただいた方が、運営的には助かるわけですね。
ただ、上の数字は「年間スケジュールが全て綺麗に当てはまった場合」であり、現実的に考えて、それはありえません。
仮に稼働率を「50%」とすると、売り上げは半分になります。

すると、ザックリ計算、『プペルバス』の年間売り上げは1000万円で、ここから人件費やガソリン代や、バスの維持費など引かれるので、結論、「プペルバスは『レンタル費』だけでは運営していくことはできない」となります。

これだけ聞くと悲観的な響きですが、全然そんなことはなくて、「赤字が決定している事業」という時点で競合がゴッソリといなくなるので、設計次第では、追い風です。

成功事例としては、絵本作家「キングコング西野」で、彼のように1冊の絵本に2000万円の制作費(1000万円の赤字)をかける絵本作家は世界中にいないので、彼はポジションを獲得できています。
彼は、そこで作った絵本を横展開して、べつの場所で売り上げを立てているんですね。

『プペルバス』も基本このスタイルで、大元が赤字(もしくはトントン)ではあるけれど、活動を続ければ続けるほど、引き換えに「ブランド」や「認知度」を獲得できているので、それを使って、別の収益源を作りに行くことが重要になってきます。

考えがちなのは、月額300円ぐらいの『プペルバスのファンクラブ(オンラインサロン)』ですが、月額300円だと入退会作業をするスタッフの人件費の方が大きくなってしまい、基本的には、マイナスです。
(※人件費が一番高いんです)

ここからがリーダーの腕の見せ所です。

もしも僕が『プペルバス』の舵取りを任されたのなら、利益が出る施策は1000以上思いつきますが、それら全ては『走る絵本展』を走らせた経験値からもたらされたモノではなく「机上の空論」です。

会社の財布の残高と相談した時に、少なくとも今は、ハズレる可能性が極めて高い「机上の空論」に先行投資をするべきではない思います。

誰もやったことがない『走る絵本展』は、きっと、始めてみなければ分からない発見だらけで、始めてみて初めて気づく「お客さんがお金を落としたくなるポイント」があるでしょう。
会社の軍資金は、その一点にブチ込むべきで、とりあえず今は、クラウドファンディングで当面の活動資金を集めることに終始し、現段階で思いついているアイデアにはブレーキをかけるべきだと思います。

ブレーキ技術を備えて、はじめてアクセルをベタ踏みできるので、リーダーだけでなく、応援する人達も、こういった未開拓の事業においては「戦略的なストップや後退は『前進』である」という意識を持って挑むことが大切だと思います。

現場からは以上でーす。

SILKHAT - 病気などで個展に行けない子供達の元へ『えんとつ町のプペル光る絵本展』を届けたい!│SILKHAT(シルクハット)吉本興業のクラウドファンディング

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