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1年前の無料掲載記事

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2020.10.25

けんすう「アル開発室」

西野さんがお金を使わない理由

日本の現状と絵本から始めるエンターテイメントの可能性。

西野亮廣エンタメ研究所 無料公開記事エックスドメイン 1月22日━━━━━━━━━おはようございます。「一個ぐらい欠けている方が、ツッコミどころもあって、人として魅力的」という情報を流布して、自らの欠 ...

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西野亮廣エンタメ研究所 無料公開記事  

10月25日
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あらすじ
アルというマンガサービスをつくっている、けんすうと申します。西野さんの考えていることを紐解いて解説するのが生きがいです。よろしくおねがいします。
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西野さんがお金を使わない理由

西野さんが「自分はお金を使わない、貧乏大学生と同じだ・・・」という発言をよくしているので、このサロンの人は「本当に西野さんはお金を自分に使うことに興味がないのかな」と思っていると思うのですが・・・。

未だにサロン外になると、「お金に興味ないとか嘘だろ」といわれたりするみたいで、、ただこれは、西野さんが大物ぶっているわけでも、小さぶっているわけでも、清貧ぽく見せたいわけでもなく、本当に、普通に興味がないだけだと思うのです。

で、「西野さんがプライベートでお金を使わない」ことと「BBQ型エンタメを提唱していること」は実は密接に関わっているのです。これ、気づいている人はあまりいないんじゃないでしょうか。

西野さんの発言は、「点」で捉えて反応するのはあまり意味がありません。常に「線」で捉えて、西野さんがどういう思考回路をしているのか?まで読み解いたほうがおもしろいのです。

というわけで、これについてちょっと解像度あげるために説明します!

限界効用逓減の法則

まず、、お金は、増えれば増えるほど、その人にとっての価値が逓減(ていげん)します。

経済学でいうと「限界効用逓減の法則」というのがありまして・・・。ちゃんとした意味は気になった方は検索してみるといいと思うのですが、ざっくりいうと

1台目の車を買ったときは、すごく効用(便利さとか、満足度とか)が高い
でも2台目を買ったら、1台目のときよりも、効用は低いよね
100台目なんて、ほとんど効用ないよね

という感じです。だんだんと効用が減ってしまうという感じですね。最初の車は移動が楽になったり、旅行にでかけたりと楽しいこと満載ですが、車が2台あっても「気分によって変える」とか「乗る人数によって変える」程度の変化しかなく、100台になったらほとんど生活に変化ないよね、というのはわかってもらえると思います。

で、、お金も割とそれで。

たとえば月収20万円の人が月収100万円になったら、かなり変化します。今までは電車で移動してたけど、全部タクシーにする、とか、ランチも500円のお弁当から、1500円の外食になる、とか、海外に旅行するようになる、とかの変化が出てきます。

しかし、、月収100万円の人と、資産1000億の人だとどうでしょうか。

移動がタクシーじゃなくて、運転手になったとします。運転手を雇うのは、月に120万くらいかかるんですけど、運転するのは普通にタクシー会社の人だったりするので、それだけかけても、変化としては「タクシーを捕まえる時間5分を短縮できる」とかなんです。

海外いくときもプライベートジェットになったりするかもしれません。プライベートジェットは30億くらいかかる?とか聞いたことがあるんですが、使っている人に何がいいのか?と聞いたら「NYまで12時間かかってたのが9時間になる!」といっていました。3時間です。

飛行機の中も広くて快適・・・とはいえ、飛行機ではあるので、普通に1Kの家のほうが快適だと思います。飛行機のるのが10万円なのと、30億かけてプライベートジェットを使うの、3時間短縮してちょっと広い、程度なわけです。

家賃も、ミッドタウンレジデンスの1Kに住むとしたら、50平米で50万円なんですけど、立川だったら同じ面積で8万円とかなんですよね。そこで変わるものは、まあ施設などは多少あると思うんですけど、ほぼ移動時間です。都心に出る移動時間が40分短くなる、とかで年間500万円かかるわけです。

というので、20→100万の変化は劇的でも、そこから先の変化はかなりゆるやかなんですね。

というので、お金に関して言えば「一定を超えると、自分のために使っても、ほとんど効用が変わらない」という状態になります。500円のお弁当と1500円のランチはそこそこ変わるけど、1500円と3万円のランチは、コースになったりするくらいで、むしろだるいし、味も20倍は変わらないので。。

より正確にいうと「個人の生活の消費のためにお金を使っても効用が少ない」という感じなんだと思います。人が作ったものを買ったり、人のサービスを受ける消費は、限界効用逓減の法則がめちゃくちゃ働くので、どんどんつまらなくなります。

効用が上がり続けるものは?

じゃあ西野さんとかはお金を何に使うのか?というとシンプルに効用が逓減しないものに使っている、なのかなーと。

たとえば、自分のお金を使って4000万円で個展をやる、というのは、4000万円を自分の生活に入れてもほとんど効用が変わらないけど、4000万円の個展をやる効用は果てしないと思うんですよね。これが逆に4億になったら、さらにおもしろい、見たことがないものを作れるわけです。

で、なんで効用が逓減しないのか?というと、自らが作り手だからです。これは仮説なんですが、消費に関しては効用は減り続けるけど、ものを作ったり、社会を変えたりする、みたいなものに関しては、効用は減らない、と思っています。

個展の例でいうと、1000円の個展をみにいくのと、1万円の個展ではちょっと違うかもしれませんが、10万円の個展と100万円の個展はたぶんほぼ変わらないです。しかし、使う側になると、10万円使って作る個展と100万円は全然違うし、100万円と1000万円も違う、これが10億になると、全然違う個展ができるわけです。

余談ですが、孫正義さんと働いている人が聞いた話で、こんなのがありました。孫さんは世界で有数似お金を使っている社長ですがにまだまだお金が足りないといっているらしいんです。「世の中にあるIT企業を全部買収したい」と本気で思っているんだとか。(ちなみに、世界でもっともベンチャー投資がさかんなアメリカでは、2018年に総額10兆円に達してすごすぎるとなったのですが、ソフトバンクは1社で10兆円の投資ファンドをやっているので、本当にクレイジーです)。

つまり、あの規模までいっても、まだまだ効用が逓減していないということです。

となると・・・。

西野さんが提唱している「BBQ型エンタメ」、つまり楽しむ側が、作り手にも回ってより楽しめるようにする、という形は、「効用が逓減しづらい仕組みなのではないか?」と思っています。

お金を払えば食事を提供してくれるレストラン型は、効用が逓減していくわけです。レストラン型エンタメ、たとえば映画でいうと、ぶっちゃけ、総製作費10億円の映画と、50億円の映画、5倍おもしろいか?というと全然そうじゃないですよね。

しかし、BBQ型エンタメになると、1万円使うのと10万円使うのと100万円使うの、かなり長期に渡って効用が逓減せず、大規模になればなるだけおもしろい可能性があります。

今、世界のお金の量は増え続けて、お金の価値は下がり続けています。そして、あらゆるエンタメがインフレをし続けてお金をかけるようになっています。しかし、効果は逓減しているので、制作費の増え方に対して、おもしろさの増え方は比例していません。

しかし、「BBQ型エンタメ」にすると、その壁を突破し、とてつもなくおもしろいエンタメになる可能性があるな・・・と思っています。これはかなりの破壊力を持っています。

なので「サロンで参加をしながらエンタメに参加できる、サロンメンバーが増えると制作費が増え続ける。効果は逓減しないので、かなり長期的にそのサイクルが回り続ける」となっているわけです。

西野さんってすごいですね!

今回は以上です!

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