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2020.08.30

えんとつ町のプペル 西野亮廣の考え方

ミュージカル『えんとつ町のプペル』は何を見せるか?

日本の現状と絵本から始めるエンターテイメントの可能性。

西野亮廣エンタメ研究所 無料公開記事エックスドメイン 1月22日━━━━━━━━━おはようございます。「一個ぐらい欠けている方が、ツッコミどころもあって、人として魅力的」という情報を流布して、自らの欠 ...

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西野亮廣エンタメ研究所 無料公開記事  

8月30日
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おはようございます。
海外の子供達の支援をしていると、必ず「日本の子供達の為にも動いてください!」という、お叱りを受けるのですが、その時、「本当にごめんなさい。ちなみに参考までに、あなたは日本の子供達の為に、どんな活動をされているのですか?」と質問すると、相手が2秒で白目を剥いて死ぬことを知っているキングコング西野です。

さて。
「戦略」は勿論のこと、ボクはサロンメンバーの皆様にもっともっと「想い」を語っていかなきゃいけないなぁと思う今日この頃。
ボクは25歳の頃にテレビの世界で負けたわけですが、こんなボクなんかを応援してくださる人がいる以上、さすがに2連敗はできないので、敗戦後すぐに軌道修正に入り、エンタメの世界戦へと続いているルートを探り、今に至ります。
もちろん狙うは「世界のエンターテイメント」で、そこに繋がらないようなアクション(時間の使い方)は、極力やらないようにしています。
まぁ、何の生産性も無いBBQ大会を全力でやったりもしているのですが、そこは大目に見てやってください。
人生経験が豊富で、くわえて、ものすごい売れっ子の作家をやらせてもらっているので、ノウハウや綺麗事を書かせたら、そりゃあもうズバ抜けているわけですが、ノウハウや綺麗事を語って数十万人、数百万人から「なるほどー」「素敵~」と言われ続けても、世界は獲れません。
なので、そんなことは程々に(スタートダッシュを決める為の加速装置程度に)して、海外の人達がグウの音も出ないような『作品』を作りに行きます。
そんなこんなで、(長くなるので)今日と明日の二回に分けては「クリエイティブ」のお話をしたいと思います。
【ミュージカル『えんとつ町のプペル』は何を見せるか?】
今朝、オフブロードウェイで仕掛けようとしているミュージカル『えんとつ町のプペル』のスタッフチームに「ミュージカル『えんとつ町のプペル』は“何を見せるミュージカルなのか?”を明確にしましょう」という話をしました。
これに関して、ボクの中に明確な答えがありまして…
たとえば、「感動したショーは何ですか?」と訊かれたら、ボクの中ではダントツで『ハリー・ポッター』なのですが、「もう一度観たいショーは何ですか?」と訊かれたら、『ストンプ』や『キャッツ』や『ウィキッド』なんです。
つまり、「一番心が動いた作品」と「リピーターになる作品」はイコールではない…という話です。
脚本を書いていると、ついつい「伏線回収ウンヌンカンヌン」や「驚きの展開」に酔いしれてしまいますが、「驚きの展開」が“売り”になっている作品を二度観ようとは思いません。
「もう一度観たい」と思わせてくれる作品は、総じて、『音楽』が前に出ていて、『会話』が少なめです。
「ストーリーの有無」というより、「ストーリーを会話で見せているか?」「ストーリーを音楽で見せているか?」の違いで、きっと僕ら(お客さん)は、『会話』よりも『音楽』の方が、プロの技術を見つけやすい(プロの技術に酔いしれやすい)のだと思います。
あとは、「文章よりも音楽の方がリフレインしやすい」というのもあるでしょう。
先日、立川志の輔師匠の声を『楽器』と表現しましたが、昔から「落語を観に行く」ではなく「落語を聴きに行く」と言われていて、つまるところ、落語というものは極めて『音楽』に近いんです。
ストーリーを会話で見せているのが『漫才』で、
ストーリーを音楽で見せているのが『落語』で、
ボクらは同じ漫才を二度見れませんが(※見れるけど一度目より面白さが減っている)、
同じ落語は10回でも聴くことができます。
当然、ミュージカルを作るからには「観客動員数世界一」を狙いにいくわけで、『リピーター』の存在は無視できません。
となってくると、ミュージカル『えんとつ町のプペル』で見せなきゃいけないものは、『会話』ではなく『音楽』で、『漫才』ではなく『落語』です。
おそらく皆様が想像している以上に「ずっと歌っている舞台」になると思います。
ただね……
作品(映画や舞台)を観に来られたお客さんは、終演後に劇場近くの酒場に呑みに行ったりして、そこで友達と「あそこは、あーだったね。こーだったね…」という会話が展開されると思うのですが、当然、そこでの会話が盛り上がった方が作品の満足度が上がるわけじゃないですか?
作り手としたら、作品の満足度を上げた方が言いわけじゃないですか?
となってくると作品の中に「終演後の会話が盛りあがるタネ(=終演後の会話で花開く苗)」を仕込んでおいた方がいいと思うんですね。
作家は、そこまで書かなきゃいけないとボクは考えていまして、それが『えんとつ町のプペル』の登場人物達の裏設定です。
明日は、それについて詳しく書いていきたいと思います。
お客さんの心を奪う為の仕掛けです。
お楽しみに。
現場からは以上でーす。
【追伸】
9月22日に幻冬舎の舘野さんがトリを務める『おとぎ町の素敵な音楽会』があります。
ボクも「盛りあがるお客さん」役として会場に応援に行きます(※たぶん、客席で呑んだくれてます。セクハラしたら、ごめんなさい)。
舘野さんが緊張で潰れてしまうので、前座で何かをやって、客席を盛り上げます!
お時間あれば、是非、遊びにいらしてください。

おとぎ町の素敵な音楽会

おとぎ町の素敵な音楽会

 

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