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2020.08.15

けんすう「アル開発室」

物語の要素には2つあります。それは、、

昨日の投稿の続報です。

西野亮廣エンタメ研究所 無料公開記事  エックスドメイン 1月18日 ━━━━━━━━━━━━ おはようございます。 楽屋で、カジサックが赤ジャージに名札(白のガムテープ)を自分で貼っているところを見 ...

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8月15日
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あらすじ

アルというサービスをやっているけんすうといいます。

https://alu.jp/

今日あたりに本当はいい感じのアップデートがあるはずだったんですが、Appleさんにリジェクト(アプリの審査が通らないという鬼つらいやつ)があって、すごいつらいです。
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物語とは?

物語についてのシリーズです。

物語が大事だよ!というのを西野さんが何度も言っていると思うんです。で、なんとなく「そうか!なんか物語を作って発信したほうがいいんだな!」と思っている人も多いと思うんですが・・・。

実際に、物語を伝えるのは、すごい大変です。

物語って日本語でいうとややこしいんですが、、Storyのことじゃないんです。まずそこの整理からしないといけません。

物語の要素には2つあります。それは、

物語の内容
物語の伝え方

です。で、内容だけが「Story」です。出来事そのもののことですね。

世の中、みんな内容ばかり気にする、というのがあります。企画とかでも「アイデアの良さ」ばかりみんな気にする、みたいな感じですね。しかし、大事なのは「効果あるように実行すること」だったりするので、アイデアがよいことと同じくらい、上司や取引先を説得するプレゼンだったり、政治力、調整力が大事じゃないですか。

物語も同じです。伝え方も、内容と同様に重要じゃないですか。

そして、この2つがある物語を「ナラティブ」といったりします。なので、西野さんがいっている「物語」とは、内容と伝え方の2つがあるんだなと思っておくとよさそうです。

で、物語を効果的に伝える手法というのは、いろいろあります。物語論みたいな感じで、研究もされてもいるんですが、その中から一つ、西野さんがやっている手法を解説しようと思います。

感情移入が大事

物語で大事なのは、やっぱり主人公に感情移入すること、だと思うんですね。で、簡単なのは、読者と似ているキャラにしちゃうことです。女子高生をターゲットにするなら、女子高生を主人公にする、とかです。

しかし、たとえば「何かを成し遂げたい人が、応援を集めたい」というときにおこりがちなのが、自分と似た人しか応援してくれないというパターンです。子育てコミュニティを作りたい!という女性がいるとしたら、たとえば、子育て世代からしか応援されない、みたいな感じですね。

これだと弱いです。一部の人しか応援してくれないので。

じゃあどうするか、というのはいろいろあるんですが、一つ紹介しておくと「やっかいな同伴者」理論です。

たとえば、殺し屋が主人公の映画があったとします。彼は国家のため、国民の生活のために暗殺をしている超強い殺し屋、とかにしましょうか。

しかし、人殺しにはなかなか感情移入できません。

そこで同伴者をつけます。同伴者は、たとえば、「国の存在を脅かす政敵」を殺そうとする主人公に「殺しなんてしてはだめだ!」と邪魔をしたり、逆に小さい女の子で、守りながら殺しをしようとすると、めちゃくちゃ大変、とかです。

すると、主人公の感情と、観ている人の感情が一致します。「同伴者にむかつく」っていうやつですね。ここから入ることで、主人公の感情と同調させていく、という手法です。

西野ケース

で、、西野さんのケースを振り返ってみましょう。

西野さんには今、須藤さんというマネージャーがついています。「毎週キングコング」などのYouTubeの番組を見ている人はご存知かもしれませんが、いわゆる「ミスが多い、ポンコツのマネージャー」として扱われています。

これを観ている人たちは、「須藤マネージャーってポンコツだなー」と思って笑ってたりするんですが、これはかなり高度なことをしていると思います。

たとえば、あなたが、吉本のえらい人だったとして、冷静に考えて「若手の頃からスーパーエースで、今も売れていて、新しいことにチャレンジしまくっている売れている芸人」がいたとしたら、どんなマネージャーをつけるでしょうか。

やってしまいがちなのは「一番優秀なやつをつける」です。これだと単に西野さんが動きやすくなるだけで、掛け算にはなりません。

一番、会社がやるべきことは「西野さんの活動が一番最大化するために、戦略的に配置をすること」です。それでいうと、やはり須藤マネージャーのような人が一番なのです。

なぜかというと、西野さんは、自分の物語をベースに、オンラインサロン、クラウドファンディングをやっています。しかし「一度、テレビで人気者になった人が、美術館を作る」みたいなストーリーは感情移入がしづらいんですね。

そこで、須藤さんです。須藤さんをつけると「美術館でこういうミスがあった」「このテレビの収録で、須藤マネージャーがこういう邪魔をした」という話ができるようになる。

すると、西野さんに感情移入ができていなかった人も「須藤さんに対する西野さんの感情」を共有することができるんですね。それは「ポンコツでおもしろい」とか「ちゃんとやっている西野さんを邪魔してむかつく」とかです。

吉本は、ものすごい長い時間、芸人をマネジメントしてきた会社です。知見もすごいあるはずです。さらに6000人の芸人を抱える大手事務所なので、おそらく日本で一番マネージャーをつけることがうまいはずです。そんな吉本が、「物語でビジネスをすすめていく西野さんに、どういうマネージャーをつけるべきか?」を考えた末に、須藤さんをマネージャーとしてつけたのはすごいことだなと思います。

テレビ時代と違う戦いを西野さんがしている、と気づいた上で、その戦略にあったマネージャーをつけれているわけなので、超絶優秀だなと思いました。

ちなみに、須藤さんと僕はお会いしたことないんですが、ネット上でレスをしてくれることがあり、それを見ている限り「こちらの意図したコメントに対して、ものすごく的確に、かつ迅速にレスをする」ので、たぶん普通に頭の回転が早いんですね。で、ミスしたりするのは正直、年齢とか経験の部分が合ったりすると思っていて、普通に解決できちゃうところなんです。

ただ、おそらくですけど、須藤さんもなんとなく「今の自分の役割が求められているんだな」というので、あえて改善していないんだと思います。

というので、普通に西野さんを楽しむ上では、そんな事を考えずに「須藤さんポンコツだなー」と思いながら見るだけでいいと思うんですが、物語の構造をより俯瞰して考えると「物語への没入感を高めるために、あえてこういう配役をしているんだな」と楽しめるので、オススメです!

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