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1年前の無料掲載記事

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2020.07.30

けんすう「アル開発室」

西野のイノベーション

日本の現状と絵本から始めるエンターテイメントの可能性。

西野亮廣エンタメ研究所 無料公開記事エックスドメイン 1月22日━━━━━━━━━おはようございます。「一個ぐらい欠けている方が、ツッコミどころもあって、人として魅力的」という情報を流布して、自らの欠 ...

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西野亮廣エンタメ研究所 無料公開記事  

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あらすじ

アルというサービスをやっているけんすうといいます。いろいろあって、西野さんのサロンで投稿していいよ、となったので、0からエンタメサービスを作って、世界一のマンガアプリを作って、世界中の人がマンガアプリを楽しめるようにする様をお見せしようと思っています。

https://alu.jp/

アプリ、DLしてください😂
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向いている年齢の話
「私、これが苦手なんです〜」という人って多いじゃないですか。

苦手なことはやらずに、得意なことをやればいい、という風潮があり、そのとおりだなあ、と思いつつ、「その苦手って本当か?」というのは疑ったほうがいいなと思っています。

割と勘違いして、苦手だと思いこんでもったいないことをしているなーというケースも多くみます。

理由は2つあります。

「年齢によってピークの能力が違う」ということと「行動の解像度が低い」です。

単純に年齢のピークだった説

能力は、年齢によってピークがあるという話があります。

なんかみんな「20代-30代くらいのときに能力がピークで、あとは下がっていく」と思いがちなんですが、たぶん、スポーツ選手とかを見すぎなのかもしれません。

しかし、人の感情を認知する能力のピークは48歳です。なので、20歳くらいのときに「私は人の感情を理解できない、だから人を動かしたりするのは苦手だ」とか決めつけてしまうのはもったいないのです。

参考:集中力は43歳! 人間の脳のピーク年齢は、能力ごとに違っていた
https://www.businessinsider.jp/post-100550

また、「朝早く起きて生産的な活動をする」というのを、若いうちからやろうとして失敗して、そこから「私は習慣化が弱いから」といっている人を見たことがあるのですが、、

そもそも、若いうちには夜型の人が多く、逆に歳を取ってくると朝型になったりする、という傾向があるらしいです。

「早寝早起き」に囚われるな。「国民総寝不足」の日本人が知るべき睡眠研究からわかった事実
https://www.lifehacker.jp/2018/09/sleep-iiis-10th.html

僕なんかは、若いうちはバリバリの夜型で、午前中に起きるとか無理派だったんですが、35歳を超えたあたりから、急激に朝方になって、むしろ5時おきとかになっちゃっています。

別に朝がいいよね!みたいな話じゃなくて、自然とそうなっちゃったわけです。単純な年齢の問題だよね、という感じです。

スキルの解像度が低いだけ説

次にあるのが、スキルをちゃんと分解できていないため、失敗したときに、「このスキルが苦手だ」と拡大解釈しちゃうケースがよくあります。

しかし、本当は、「特定のスキルの能力が低い」のではなくて「必要なスキルが3つあって、1つしか満たしていなかった」みたいなケースだったりするのですね。

つまり、足りていないスキルがあるから効果がほとんどなくなってしまっているだけなのに、全般的なスキル不足だと認識してしまう、というケースです。

たとえば、「人に感情をちゃんとつたえる」みたいなことが苦手だ、、という例で見てみます。これが苦手で「私はコミュニケーション能力が低い」みたいに決めつけちゃう人がいます。

もったいないですね。

これで悩んだときに、よくあるのは、「伝え方の問題」というスキルに結びつけて改善しようとすることです。

「伝え方が9割」という本が112万部を突破、などで超絶売れていますが、これだけ売れているということは、伝え方というスキルを向上させようとしている人が多いのかなーと。

で、これはこれで大事なんですが、伝え方だけを改善しても効果はあまりでないと思うんですよね。

伝えるためのスキルは複数あり、それが揃っていないと、むしろ伝え方はあまり重要視されないともいわれています。

メラビアンの法則、というのが有名ですが、好意や反感などの感情を伝えるコミュニケーションにおいて、言語情報・聴覚情報・視覚情報が矛盾したときに、内容よりも、見た目や声のトーンのほうが重視されるというやつです。

「好意や反感などの感情を伝えるコミュニケーション」という特定の状況下において、言語情報と聴覚情報と視覚情報が矛盾した場合、相手が重視するのは

『言語情報:メッセージの内容』が7 %、
『聴覚情報:声のトーンや口調」が38 %、
『視覚情報:ボディランゲージや見た目』が55 %

「メラビアンの法則」の誤解を解いて、“伝える力”を飛躍的にアップさせる方法

※これを、雑に解釈して、人は見た目が9割、みたいな言い方をする人がいるので気をつけましょう、、、あくまで「言語情報と聴覚情報と視覚情報が矛盾した場合」みたいなケースです。

これを考えると「メッセージの内容や伝え方」みたいなスキルはみんな本などで勉強しようとするのですが、声のトーンや見た目と一致していないので、伝わらない(というか、声のトーンや見た目に引きずられる)、というケースのほうが多いのかなと。

なので、声のトーンを調整したり、見た目や表情でコントロールするというのは、もう少し経験値を積まないとやりづらかったりします。

あと、年齢が進むと声のトーンが低くなったり、見た目に重厚感がでるため、重要なことをいうときに、聞いてもらいやすくなる、というのはあるかもしれません。

ぼくの事例

たとえば、僕、すごい内気で、照れ屋なんで、小さい頃から「自己紹介を人前でする」ということがめちゃくちゃ苦手でした。なので「=人前で話すことが苦手」だと思いこんでていて、たしかに得意ではなかったと思っていたのですが・・・。

20代後半あたりで起業してから、人前で話す機会が異常に増えたことにより、全然苦手じゃなくなったのですね。むしろ、数人で講演会をしたときに、評価が一番いい、ということもよくあるようになりました。

というのも「アドリブで人前で話す」ことはめっちゃ苦手なんですが、「事前に資料を完全に作り込み、わかりやすく話す」とかはむしろ得意だったんだなー、とか「知っている人の前で話すのは苦手だけど、知らない人100人とかだと、実は全然平気だな」とかがわかってくるわけです。

なので、「人前で自己紹介とかは苦手だけど、人前で、講演するとかは得意」ということに気づいた訳です。

さらに年齢を重ねると、人の感情の動きが読めるようになるので、講演をしていても、いい感じで話すのが自然と身についたりして、さらにうまくなるという感じです。

という感じで、向いているとか向いていないとかは、実は「年齢によって向いているときがある」というのと「よく分解すると、スキルの組み合わせの際にミスっているだけ」というケースがあるんじゃないかなと思いました。

というので、みなさんも、「これが苦手だ」と決めつけるのはもったいないかもしれないです。

西野のイノベーション

で、なんでこんな話をつらつらしたかというと、お笑いにおいて、みんなが良いと思っている流れを図にしてみたのです。図を見てみてください。

縦軸が「テレビに出る」「出ない」、横軸が「お笑いをやる」「お笑いをやらない」で考えたときに、多くの若手芸人は、右下の「お笑いをやるけどテレビにでない」からはじまります。


ここで劇場とかで人気を取ります。その上で、だんだんと「お笑いをやり、かつテレビに出る」という道にすすみます。ネタ番組とか、M-1などですね。

そして、そこからだんだんと「テレビに出るけどお笑いをやらない」方向にいきます。ひな壇とかグルメリポーターはこの中間あたりに位置します。

そして、最終的には、MCや司会などを生業にしていく、というイメージです。看板番組とかもここかもしれません。

ここのステップアップ、実は「実力じゃなくて年齢とかの外部要因で決まっている」という説を持っています。つまり、劇場でネタをやるのは、若手芸人のほうが向いていて、ひな壇やMCをやるのは、年齢が高いほうが向いているという説です。

スキル的にも「多くの知識を持っていて」「いい感じに出演者に話をふり、一番盛り上がるようにして」「いい感じのことをいって視聴者の納得感も得て」「プロデューサーが求めるものを提供する」など、経験値が必要なスキルが多かったりするのかなと。

なので、左上の「お笑いやらないけど、テレビにでる」は、年齢が高いほうが向いている説です。

さらに、一度MCになった人は、右上や右下には戻りづらいわけです。年齢的にも。なので、左上の寿命は長くなり続けるので、なかなか席があきません。ただでさえ、人数が限られている立ち位置なので、チャンスが巡ってこないのです。

芸人のビジネスモデルでは、左上が一番おいしい位置になるので、多くの人が狙いますが、逆に、劇場だけでは、なかなか爆発的には儲かりません。なので、構造的に、下積みの時代が長くなってしまうのかなーと思いました。

今おきている、吉本の問題の多くは、「芸人を全員食べさせるだけの仕事がない」だと思っています。逆にいうと、だからこそ、契約書を曖昧にして、トップ層が稼いだお金を再配分しているともいえるわけで、会社の構造としては割と芸人に優しい感じになっています。

今回の、吉本問題で、そこが是正されると、おそらく、トップ層はお金が大量に入り、それ以外の人たちは生活がより苦しくなり、やめていくことになるので、芸人の多様性は失われるだろうなーと思っています。

ちなみに僕は、吉本みたいな、6000人くらいお笑いをやる芸人がいる芸能事務所って世界で唯一なので、それは保持したほうがおもしろいんじゃないか派です。

で、西野さんです。

西野さんのポジションは「お笑いをやらない」「テレビにでない」というところなのです。

イノベーションを起こすときの考えとして、「普通の人は考えないポジションになってそこを出発点とする」というのがあるのですが、まさに西野さんはここなんだろうなーと。

「お笑い芸人なのに、お笑いをやらずに、テレビに出ていない」のが斬新なところで、「え、じゃあ何をしているの?」というときに、「自分の物語のおもしろさで直接課金をして、そのお金で新しいエンタメを生み出している」というところだと思っています。

吉本の今の「テレビでがっつり稼いで、稼いでいるタレントからもガッツリ取って、再配分するモデル」ができなくなったときに、次に動くのは「吉本芸人が、お笑いをやらずに、テレビにでなくなる」ことだと思っています。

吉本は、20年後には、「みんなから15%づつ機能に対する代金だけをもらう、プラットフォームモデル」になるかもしれません。

楽しみですね!

以上です!

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