control menu

img オンラインサロン「 西野亮廣 エンタメ研究所」の
1年前の無料掲載記事

img
2019.06.21

西野亮廣の考え方

個展のデザインと絵本監督の話

副業に関するユニークな出来事

西野亮廣エンタメ研究所 無料公開記事   西野亮廣エンタメ研究所 無料公開Salon-free スポンサー様募集 6月17日 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おはようございます。 ときどき、怖 ...

続きを見る

西野亮廣エンタメ研究所 無料公開記事  

【個展のデザインと絵本監督の話】

以前、「反射光」と「透過光」では、受けとる人の脳の働きが違う、という話をさせていただきました。

反射光=本、書類など。
(外部の光源からの反射)

透過光=テレビ、パソコンなど。
(対象そのものが発光している)

どうやら僕たちの脳は、
反射光のエンタメを分析的(批評的)に見て、
透過光のエンタメを感情的(ボンヤリ)と見るようになっているようです。

「であれば、個展は“絵そのもの”を光らせてしまった方が面白いんじゃないの?」というわけで、国内外で開催している『えんとつ町プペル 光る絵本展』でございます。

驚いたことに絵本『えんとつ町のプペル』は、発売から2年が経とうとしている今なお売れ続けています。

お察しのとおり、個展会場が絵本『えんとつ町のプペル』の売り場の本丸になっているからです。
僕がよく言っている「おみやげ戦略」ですね。

もちろん次回以降の作品も、このやり方をする予定です。
『ほんやのポンチョ 光る絵本展』
『チックタック 光る絵本展』 
といった感じで。

もしかすると、まとめて『にしのあきひろ 光る絵本展』にするかもしれません。

となってきたら、本を売るためには、『光る絵本展』を魅力的にしなければいけないわけで、『光る絵本展』を魅力的にするには、『光る絵本展“映え”』する絵本を作る必要があります。

なるべくなら、太陽の光や、月や星の光を描けるように「屋外」が舞台となる絵本の方がいいでしょうし、「屋内」が舞台となる絵本にするのであれば、屋内の照明や、光が射し込む窓のデザインに気をくばった方がいいと思います。

そして、「ただ、光らせればいい」というわけでもありません。

光の強いページが2~3ページ続いてしまうと、個展会場が明るくなってしまうので、結果、光映えしなくなります。
つまり、個展会場の明るさも逆算しなければならないわけですね。

「絵本を作る」というのは、何も「紙の絵本を作って完成!」ではなく、紙の絵本を作ることはもちろんのこと、その絵本の売り場デザインや、売り場に足を運ぶ方の感情デザインまで、やる必要があると僕は考えます。

『絵本監督』という仕事は、そんなところから始まります。

んでもって、絵本の中身の話です。

『チックタック ~約束の時計台~』の最終ページを例に、解説していきたいと思います。

画像一枚目をクリックしてください。

【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルのコラムを毎朝投稿しています。
興味がある方はコチラ↓

Facebook(通常盤)で見られる方↓
西野亮廣エンタメ研究所

Instagramで見られる方↓
西野亮廣エンタメ研究所(インスタ)

noteで見られる方↓
西野亮廣エンタメ研究所(note)

①僕がラフを描いた後に、別のスタッフさん(ラフを描くのが僕より上手い人)が、このように僕のラフを手直ししてくださいます。

②そこからザックリと色を塗って様子をみるのですが、これだと「森中の蛍が一斉に輝くラストシーン」としては、なんだか弱い感じがします。
そこで、原因と打開策を練る西野監督。

③「カメラ(読者の視点)を森の中まで突っ込みましょう!」と提案する西野監督。
なんと、ここで、自分が描いたラフと、手直ししてもらったラフを、すべてひっくり返します。
「最初から、そう言っとけや!」(←おそらくスタッフさんの本音)
スッタモンダがありまして、カメラ位置を変え、こんなラフが上がってきます。

④カメラの位置も定まり、いよいよ描き込みに入りますが、いやいや、まだ弱い。
たしかに、“森中の蛍が一斉に輝いている”のですが、感覚としては、遠くの方でおこなわれている感じがして、どこか「他人事」のような雰囲気です。

⑤そこで、「画面が蛍の光で潰れてもいいので、目の前に蛍の光を配置しましょう」と提案する西野監督。
そんなこんなで、こんなページになるわけですが、ここで、『光る絵本展』のこと(個展会場に展示されること)を考える西野氏。
一つ前のページも、二つ前のページも、三つ前のページも、実は暗いページ(光の弱いページ)が続いています。
ここで、実際の蛍の光(控えめな光)にしてしまうと、個展会場(光る絵本展)映えしません。
でもって、「蛍が光る」ことは事前に文章でお伝えしているので、たとえ絵本に描く蛍の光が青色でも「蛍の光だ!」と認識する“記憶補正”が読者の中で発生すると読んだ西野監督。
結論は、
「蛍の光は、事実よりも、光映えする光にしましょう!」という大英断!

⑥そんなこんなで、こんなことになりました。
実際にはオレンジ色に光る蛍などおりませんが、そんなことはどうでもいいのです(事実をひん曲げられるのが絵のイイところじゃん!)。
ちなみに、奥にある土星がやけに光っていて、そのまわりに丸い光の輪(土星の輪ではなく)ができていますが、これは強い光源を写真や映像を撮った時に現れる『フレア』という現象で、肉眼では見えません。
つまり、この光の輪は現実世界には存在しないのです。
ただ、テレビやパソコンやスマホに囲まれて生きている現代人は、『フレア』を日常で見ていて、「もはや、『フレア』を見ているのが、現実なのか、画面越しなのかの区別がついていないので、“現実にあるもの”だと認識しているから、絵本に描いても問題ない」と判断する西野監督。
こんな感じで、絵本が作られていっております。
『絵本監督』の仕事を少し御理解いただけましたでしょうか?
このページは、あともう少しだけ手直しをして、完成です。
「今朝の西野のオンラインサロンの投稿がヤバかった!」的なツイートをしてもらえると私は猫のようになつきます。
その際、オンラインサロンのリンクを貼っていただけると、私は腹ペコの猫のようになつきます。
https://salon.otogimachi.jp/
それでは、今日も一日頑張りましょう(*^^*)

img
img
img

チックタック - 約束の時計台 -
にしの あきひろ ( 著 )
¥2,200

-西野亮廣の考え方
-, , , , , , , , , , ,

Copyright© Salon-free , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.